「危険なビーナス」で現当主である康治と禎子の子供であり、次期当主とされているのが矢神明人です。
海外で仕事をしておりましたが、父の康治が危篤による遺産相続問題のため一時帰国。
しかし、何の前触れもなく突然失踪し、そこへフィアンセと名乗る楓が現れます。
失踪事件は本当であるのか。
実はフィアンセである楓と共謀し矢神家の財産を誰にも渡さないために偽誘拐事件を企てているの可能性もあり、いずれにせよ怪しい人物の1人です。
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「危険なビーナス」矢神明人に関する不可解な点
父である康治が危篤であるという連絡を受け、緊急帰国したとされている明人。
しかし、親族である矢神家並びに疎遠とはなっているものの異母兄弟である伯朗でさえ、その姿を見たものは誰もいないのです。
そんな中、突然フィアンセと名乗る楓が伯朗の前に現れ、親族会議に同席を求められます。
致し方なく親族会議に向かう伯朗ではありますが、楓は親族らを目の前にした途端。
全ての遺産相続を受託すると言い切るのです。
婚約をしてはいるものの婚姻している事実がなく、何とも怪しい人物であり本当の正体が気になるところでもあります。
遺産相続問題の話を兼ねて帰国しているはずの明人が、書き置きのメモ一枚残して誰にも行方を告げずに親族会議が行われるという最中で忽然と姿を消しており、不可思議な行動であると同時に謎の残る部分です。
明人の姿を見たものは楓のみとされており、2人の虚偽の誘拐事件ではないのかなどいくつか疑問が残ります。
「危険なビーナス」矢神明人の結末までを原作からネタバレ
ここからは原作小説のネタバレが含まれるため、ドラマしか見ておらずネタバレを知りたくない方は絶対に読み進めないでください。
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矢神家の莫大な遺産相続問題を話し合うための親族会議への出席並びに父である康治が危篤であったために緊急帰国をした明人。
空港に到着し足早に目的地へ向かおうとする明人でしたが、そこで見ず知らずの女性から声を掛けられ、自身の身に危険が迫っていることを知ります。
声を掛けてきた女性こそ警察の人間であり、明人のフィアンセであるとされていた楓だったのです。
潜入捜査官である彼女は、ネットの掲示板に誘拐事件依頼の書き込みを見つけ、実際に事件が起こる前に明人を保護し、書き込んだ黒幕をあぶりだすために明人へ協力をいらしたことが今回の誘拐事件の真相だったのです。
黒幕のあぶり出しを行うべく、警察に身を隠していた明人でしたが、協力の見返りとして16年前の母の事件の再捜査を見返りとして提示していたのです。
犯人に徐々に迫っていく中で、ひょんなことから自分の罪を自白した犯人。
16年前の不可思議な点の多い母の死と今回の誘拐事件は、とある人物の犯行であったことが明るみとなります。
その後、父の研究データの一文を読み、ビジネスなどに悪用されないように保管すること決め、親族らに宣言した明人だったのです。