「銀翼のイカロス」結末までのネタバレあらすじと感想

半沢直樹

「銀翼のイカロス」は原作では4作目で、3作目「ロスジェネの逆襲」にて東京セントラル証券で大勝利を収め、営業第二部次長に返り咲いた後の話です。

<<前作「ロスジェネの逆襲」の内容はこちら

 

今作は以前の三作と毛色が違い、国家と戦う政治的な話になっています。

半沢や中野渡頭取が今作でどう判断し、戦っていったのかを紹介していきます。

 

*この記事にはネタバレが含まれています。ネタバレを知りたくない方はこの先は読み進めないようにしてください。

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「銀翼のイカロス」の結末までの大まかなネタバレ

物語は半沢が営業第二部次長に戻り、中野渡頭取直々に案件を依頼されるところから始まります。

案件の内容は、他部署が行っていた民間航空会社・帝国航空の業績悪化の再建です。

当初は業績不振の大手企業を専門にする審査部が再建を行っていた案件でしたが、歯止めをかけることができなくなり、営業第二部に回ってきます。

 

再建に向けて動き出す半沢ですが、このただでさえ難しい案件にも関わらず、次々に深刻な事態になっていきます。

案件が回ってきた同時期に政権が交代になり、白井国土交通大臣が帝国航空の再建案を取り下げ、私設のタスクフォースを立ち上げるのです。

 

白井はそのタスクフォースのリーダー乃原を通して、東京中央銀行が帝国航空に貸し付けていた債権を7割カットする様に一方的に要求してきます。

債権カットと帝国航空再建どちらもこのままではどうすることもできないと見た半沢は、他の銀行と協力して不測の事態を回避しようと動きます。

 

ですが銀行内の紀本常務が反対し、半沢の稟議も中々通すことができません。

そんな中、金融庁が東京中央銀行に帝国航空の与信判断について異例のヒアリングに入るという情報が入ります。

しかもその担当検査官が1作目にて登場していた黒崎だというのです。

 

黒崎は半沢に以前やられており、(前作オレたちバブル入行組登場)半沢に対して恨みを持っていました。

金融庁の所見次第では、半沢が帝国航空の担当から外される可能性も出てきます。

黒崎は半沢への恨み以外にも銀行を潰し、金融庁の面目を保つことが目的で監査に来ている為、細部の見通しの甘さや小さいミスについても幾度となく指摘し半沢に謝罪を求めます。

 

特に前回の監査での帝国航空再建案の数字が帝国航空より提示した資料と違っていた事に黒崎は改ざんではないかと意見します。

危機的状況であった半沢でしたが、当時担当であった曾根崎は、改ざんでなくミスだと謝罪し帝国航空から受け取った資料が素案だったと主張しその場を収めます。

 

しかし、帝国航空としてはそのようなミスを犯していないことが真実であり曾根崎が山久財務部長に依頼はしますが、相手にしてもらえず
黒崎から命じられた帝国航空の状況説明書を入手することはできませんでした。

困った曾根崎は紀本常務に頼み共に山久の元を訪れますが、山久は既に状況説明書を書いて半沢に渡したと言います。

 

それは曾根崎が頼んだ虚偽の状況説明書でなく、正しい資料を渡したという真実を記載した説明書でした。

半沢は曾根崎が山久に虚偽の説明書を書いて欲しいと頼み込んだ際の録音をしており、曾根崎は嘘を明かし、営業第二部の面々の前で半沢に謝罪しました。

 

このようにして金融庁のヒアリングと書類捏造疑惑を乗り切ることができましたが、
後日業務改善命令を受けた東京中央銀行は、帝国航空に対して債権の7割カット案を受け入れるのか最終判断を迫られます。

 

半沢渾身の稟議を内藤は役員会で説明しますが、常務の紀本が自身の首をかけて債権7割カット案を受け入れるべきだと主張します。

紀本が帝国航空の債券カット案に執着する理由は、合併前の旧東京第一銀行が行ったさまざまな不正融資を、乃原に知られている為です。

 

乃原はそのことを頭取である中野渡に暴露して、債権カット案を飲むよう揺さぶりをかけてきます。

記者会見の場で盛大に世間にアピールしようと、乃原と白井は中野渡を招待して頭取自ら発表するよう突き付けてきました。

 

しかし、記者会見当日にそこに現れたのは半沢でした。

半沢は、帝国航空に対する債権7割カット案を断固として拒絶しました。

さらに乃原が暴露する前に、過去旧東京第一銀行が政治家の箕部と癒着して融資した黒歴史を自ら発表したのです。

 

半沢自ら銀行の過去の黒歴史を公にしたことに対して中野渡頭取は半沢を執務室に呼んで、今回の苦労をねぎらいます。

そして今回の責任を取る意味も含めて自ら頭取を辞任する決意を述べ、物語は終了します。

ドラマ版の最終回予想はこちら>>

 

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「銀翼のイカロス」の感想

イカロスはギリシア神話に登場する人物の1人で、蝋の翼で自由に飛ぶ能力を得ますが、太陽に接近し過ぎたことで蝋が溶けて翼がなくなり、墜落して死んでしまいます。

タイトルにもある「銀翼のイカロス」は、このイカロスの物語の様に人の傲慢さ、強欲さや大企業の経営破綻を揶揄する形であり、読み終わった後感心させられました。

 

半沢が現在居る東京中央銀行は、旧産業中央銀行と旧東京第一銀行が合併して出来たメガバンクですが、その際に旧東京第一銀行が行っていた様々な不正融資や粉飾などは、一部の人を除いて銀行全体に知られる事もなく長い間隠してきた事実でした。

 

しかし、悪事とはいつか発覚してしまうものであり、合併時に責任をとって自ら当時の牧野副頭取が命を絶ったことが、まえがきで書かれています。

読んでいて最初に前作の三笠副頭取でなくまた違った牧野副頭取が命を経つシーンは混乱してしまいましたが、最後に中野渡頭取が過去の黒歴史の責任を取る判断で辞任を決意する場面の為にあったのだと感じさせられました。

 

また、この以前の不正融資は、金融庁の黒崎も知っていた様な形で記されています。

東京中央銀行の監査の時に遠回しではありますが半沢に対して不正融資について意見を言っているように捉えられる事もできます。

 

前作のドラマを見ていた方はオネエ系ヒステリック監査官のイメージで根付いていると思いますが、
今回は中々的を得ている意見や指摘を半沢にしておりまた違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。

また、今作はどんな状況においても自分の信念は曲げずに貫き通せというメッセージを感じます。

 

普段仕事や人間関係においても理不尽なことであったり、無理難題を押しつけられることなど生きる上で様々な障壁に当たると思います。

そんな中でも自分にとって正義は何か、正しいことは何かと言うことを判断し、
意思を曲げずに周囲に伝えなければいけないことを今作で半沢がやっています。

 

その本質を見抜けない様だと後々取り返しのつかない事になってしまう為よく物事を考え、判断して日々を過ごす必要があることを再認識させられました。

 

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まとめ

前作の完全勝利も冷めることなく怒涛の快進撃と思いましたが、半沢直樹シリーズの作品の中でも一番波乱万丈であり物事への判断について考えさせられる作品でした。

ドラマにおいてはこの緊張感と展開をどう演出していくかが楽しみですね。

 

スケールが大きくなり過ぎて今後続編が出るか否かが未だ不明ですが、頭取がいなくなった後の半沢の動きも乞うご期待です。

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